カラーの失敗・パーマの失敗から髪のダメージを防ぐ髪の知識

カラーの失敗やパーマの失敗をしないためには、
髪の構造を理解して髪の知識を高める事が大切。
髪のダメージはシャンプーやパーマ・カラー・ブリーチ・縮毛矯正によるダメージで、
キューティクルが傷付き、マトリックスが減少して傷みます。

イラストで書いた髪の構造

毛髪の断面
・毛髪の断面をイラストで書きました。

毛髪はノリ巻きみたいな構造になっていて、
ノリの部分が毛小皮(クチクル・キューティクル)

軟毛は毛小皮(クチクル)が3~4層で、
硬毛は毛小皮(クチクル)が8~9層です。

イラストは毛小皮(クチクル)が8層ですから、
硬毛をイメージして書いています。

ノリ巻きの御飯の部分が毛皮質(コルティクス)で、
柔らかいオルトコルテックスと
硬いパラルコルテックスが書かれています。

このイラストでは、毛小皮の下の毛皮質のコルテックスが
オルトコルテックスなので直毛の断面図という事になります。

直毛と縮毛の断面

毛髪の断面1
直毛の断面

円の周りが軟らかいコルテックスのオルトコルテックスで
円の中心が硬いコルテックスのパラコルテックスです。
硬いコルテックスの割合が多いと、
パラコルテックスが毛髪の中心に集まり直毛になります。
毛髪の断面2
縮毛の断面(バイラテラル構造)
パラコルテックスが少なくなると、
パラルコルテックスとオルトコルテックスが
背中合せのバイラテラル構造を取り
クリンプ(ねじれ)が生じてくせ毛になります。
イラストでは色素細胞のメラノソームが書かれています。
メラノソームは毛小皮から毛皮質まで細胞の状態で点在しています。
そして、このメラノソームは髪がダメージを受けると壊れて、
髪がくすんでしまい、ヘアカラーやブリーチの過酸化水素で脱色されてしまいます。

因みにダメージ毛はメラノソームが壊れてくすんでいますが、
私が開発したビビリ毛を治すFixシリーズでトリートメントをして、
ダメージ毛が丈夫になると、くすんだ髪が黒くなります。