美容室で働き出して半年ぐらいのアシスタントが手荒れになったとしたら、原因はパラフェニレンジアミンなのですが、
毎白繰り返すシャンプーであっても、界面活性剤のラウレス硫酸塩や、コカミドプロピルベタイン、そして○○ジエタノールアミド、更に防腐剤のバラペン、香料なとであっても、強い刺激と掻痒(かゆい・かきたい)感に襲われ、掻くことによって症状は進行し、最後には美容の仕事を締める事になってしまいます。
アシスタントのときは深刻な手荒れにならず、スタイリストまで進んだ美容師の場合は、シャンプーをする回数が減少する関係で、手荒れの症状は手の平に限定されることか多く、手術用の手袋をすれば仕事に差し支えはありません。ですがパラフェニレンジアミンの抗体はマスト細胞に根強く留まり、ヘアダイと接触しなくてもヘアダイをしているお客様の髪を触っただけで徐々に指が痔くなっていきます。
しかし指か痔くなるのはまだ初期の症状で、症状か進行すると美容室内でヘアダイをしていると気分か悪くなったりと‥‥‥更に進行すれば倒れてしまいます。
もっと進行するとヘアダイをしている人が近くに居るだ
けでその場で倒れる!と言う事もあるのです。
そして最終的にはアナフィラキシーショック(しゃっくりを起こすショック)で死に至るケースもあるので
す。
パラフェニレンジアミン
が酸化して白髪を染めるとき、イミン中間体
になり、その後発色するわけですか、イミン中間体か感作物質になるわけです。
そのイミン中間体がヘアダイ後も残留してガス化しているのです。
その微弱なガスは、ヘアダイをしている当人には感知されず、勿論周囲の人たちにも感知されないのですが、
パラフェニレンジアミンの感作か極度に進行している美容師には、イミン中間体の微弱なガスが鼻の粘膜から吸収され、アナフィラキシーを起こしてしまうものと思われます。
”無い”と言うのが答えです。ここで無いとはヘアダイの染料中間体の中では無いと言うことです。
ヘアダイは医薬部外品ですが、化粧品ではヘアマニキュアかあります。
ヘアマニキュアは酸性染料を色素として使っていますが、酸性染料はヘアダイの染料中間体と違い赤や黄色に発色した色素です。
この酸性染料の中で、黒色の色素は黒色401号という色素なのですが、色調はくすんだ青色をしており、決して黒ではありません。
シアン(青緑)・マゼンタ(赤紫)・イエローが色の三原色ですが、酸性染料を使って黒色を作ろうとしても、真っ黒を作るのは至難の業で、シュミエルと言うヘアマニキュアや中性カラーのベーシックカラーを作るときも、苦労をしているのが黒色なのです。
ヘアダイの染料中間体のパラフェニレンジアミンも、単独では暗褐色で、カップラーとの組み合わせで青味がかったり、赤褐色になったりと黒色にはならないのですが、他のバラ成分・オルト成分では暗褐色にもならず、赤系・青系にしか染まりません。
そのため白髪染めにはパラフェニレンジアミンは必須成分で、他の染料中間体に変えることは不可能なのです。
