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↑30年前の中国の「電髪」
(南京で撮影) |
■電髪的パーマの機械で、髪はボロボロに!
最近、電髪的パーマがサロンの間で流行り、沢山のクレームが来ているということを耳にしました。
電髪的パーマとは、ロッドに熱を持たせて、内部から50度、60度、・・・メーカーによってはもっと高い温度で、5分、10分、と加温するような機械でかけるパーマの事です。これだけの説明でも、普通のパーマ剤で、いつも通りの技術で施術すればどうなるか、想像がつくはずです。
電髪的パーマは使い方を間違えると、髪はボロボロになり、ポーラスヘアになってしまう・・・というような危険性を秘めています。
半年前、仙台のディーラーの社長から、「私の担当のサロンが、電髪的パーマの機械を買って施術したところ、『髪がボロボロになった!!』というお客様からのクレームが相次いでしまい、困っていらっしゃいます」とのコメントをいただきました。そしてこう付け加えてくれました。
「ケラチンを使えばそのような失敗は起こらないと思うので、サロンさんへアドバイスしてあげたいのですが、助言してください。」
そこで、電髪的パーマをするにあたってのケラチンの使い方をアドバイスさせていただきました。その後、そのディーラーの社長は、それをマニュアル化。同じようなクレームで困っているサロン様にフォローをし、感謝されているようです。
知りうる限りでは電髪的パーマの機械は、日本国内で現在4種類販売されているようです。そのうちの「デジカール」(大広)は、システム協会でも面白いと思い、使ってみたことがあります。その結果、ちょっと面倒な作業は生じますが、「ケラチン」を使って施術すれば、名古屋巻きみたいなスタイルにはバッチリでした。その後、「デジカール」のメーカー自体も、「ケラチン」とセットで売り出しをしているようです。
しかし、流行だからといっても、通常のパーマでも結果が出せないのに、何故熱を加えて反応させるようなパーマの機械が使いこなせるのか?目先の変わった機械を導入すると、客寄せにはなるでしょうが、お客様としては、パーマで髪が痛んでしまったと・・・又、又パーマ離れが深刻になってしまいます。
■電髪的パーマへの私の見解(斉藤マサオ)
私が電髪的パーマなる機械を初めて見たのは今から約2年前の韓国。ソウルの押鴎亭という街の美容室でした。
この街は日本で言うと原宿みたいなオシャレな所で、高級な美容室が軒を連ねています。
その中でも技術には定評の高いサロンで、私がケラチンの講習をしている時、ふとサロンの片隅を見ると、見慣れない機械が、ホコリをかぶって放置してありました。
それが電髪的パーマの機械であったわけです。
韓国より10年先を行っていた筈の日本の美容界。
それにもかかわらず、韓国ではすでに廃れてしまった電髪的パーマが、今になってブームとなっているのです。
いくらテレビで、映画で韓国ブームだからといって、電髪まで真似る・・・
そこまで日本の美容師は技術に自信が無いの・・・?
私は日本人でいることが恥ずかしくなります。
技術者だったら、流行の機械に惑わされず、技術で勝負したいですね。
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