肌に優しい、かぶれないカラーのシュミエルがかぶれない訳

肌に優しくてかぶれないカラーのシュミエルは、
色素にヘアカラーのジアミンを使っていない為に、ヘアカラーのかぶれの心配がありません。

シュミエルは、かぶれに安心な酸性染料の中から、
アレルギーの心配のない安定性の高い色素で作ったカラーです。

酸性染料はかぶれない色素ですが、アルカリ・酸に不安定です

酸性染料はレゾルシン等の色素前躯体を、
化学反応で縮合して、赤・黄・青・緑 等に発色させた色素です。

ジアミンではないのでかぶれませんが、
ジアミンのカラーより分子量が多いので毛髪に浸透せず、
水酸化ナトリウムや塩酸や硫酸で色調が変化して、
光によっても色が消える色素が多く、
日持ちの良くないのが、酸性染料です。

赤色105号(ローズベンガル)の製法と性状で不安定を解説

「製法」 レゾルシンとテトラクロル無水フタル酸とを縮合して出来た
テトラクロルフルオレセインを水酸化ナトリウム溶液中でヨウ素化した後、
塩化ナトリウムで塩析して赤色105号の色素を作ります。

「性状」 ・水・グリセリン・グリコール・アルコールに溶け、ワックスには不溶。
・水に溶けている赤色105号に塩酸を加えると青赤色に沈殿。
・水溶液に水酸化ナトリウム溶液を加えても変化しない。
・水溶液に濃硫酸を加えると黄色に溶ける。
・水で希釈すると青赤色の沈殿を生じる。
・水溶液は光に弱い。

赤105号+塩酸 青赤色に沈殿
赤105号+
水酸化ナトリウム
変化しない
赤105号+濃硫酸 黄色
赤105号+水溶液 光で色調が消失

酸性染料で作られたヘアマニキュアは、色のニュアンスのみで作られている為に色調が不安定です。
その為にヘアマニキュアで染めた後、パーマをかけると色が変化したり、退色をしてしまいます。

シュミエルは、アルカリや酸、還元剤で色が変化しない色素で作っているために、パーマをかけても退色しません。

シュミエルは加温をして毛髪に浸透させて、毛髪の内部で染めるカラーです。

毛髪に浸透するカラーの分子量は300程度までです。
油に溶ける顔料の色素は300以下の色素が多いのですが、
水に溶ける酸性染料の色素の分子量は600・800・1000前後で毛髪には浸透しません。

シュミエルは、加温をすれば毛髪に浸透して、
アルカリや酸そして還元剤によって色調が変化しない酸性染料を厳選して調合して、
シニア女性に調和する色調のカラーを作りました。

シュミエルがかぶれに安心なのは、かぶれる分子構造の色素が入っていないからです。

パラフェニレンジアミン
パラフェニレンジアミン
この構造式の化合物が
最強のアレルゲン(アレルギーの原因物質)です。

ヘアカラーの色素前躯体で美容師さんには
ジアミン系と知られている酸化染料です。
パラフェニレンジアミンC682の分子量は108.14ですから毛髪に簡単に浸透して毛髪を染めます。
しかし染めていると必ずカブレを発症させます。

パラフェニレンジアミンは毛髪に浸透した時には白色です。
2剤の過酸化水素で酸化して髪を黒く染めます。

〇パラフェニレンジアミンと構造式が似ている色素
パラアミノフェノール ジアミン系の色素
漆(ウルシオール) 植物性色素
ヘナ
(2-ヒドロキシ-1.4-ナフトキノン)
学名:ローソニア
ケラチンタンパク質と
結合すると薄い褐色に
毛髪を染めます。
HC染料
HC青2



トリートメントカラーの
色素(直接染料)
毛髪を染めるが、
毛髪を染着しないので
シャンプーで色落ちします。
HC黄4
パラフェニレンジアミン
パラフェニレンジアミンに構造式の似ている色素はかぶれる色素です。


〇シュミエルに配合している酸性染料の構造式の例
橙色205号 分子量 350.33

シュミエルは全て橙色205号に類似した構造式で酸性染料の中でも分子量が小さく、
その分、毛髪への浸透力に優れてアレルギーには安全・安心の色素です。