セットレスパーマをデザインするときに用いるパーマ剤は、セットレスパーマに最も適したピエテを必ずお使い下さい。
十朱幸代さん風のセットレスパーマ

理由
パーマ1剤でシスチン結合を還元剤で切断して、パーマ2剤の酸化剤でシスチン結合を再結合する従来のパーマは、シスチン結合を切ると同時に、毛皮質と毛小皮を傷めてしまう関係で、毛髪の強度は失われ、シャンプーをした後のスタイルとその後の乾いた後のスタイルはパーマスタイルのままで、自然なセットスタイルには仕上がりません。
ピエテの形状記憶パーマは、従来の還元・酸化のパーマとはパーマのかかり方がまったく異なり、シスチン結合は切断しません。
そのために、高分子ケラチンと毛髪に栄養を与える有効成分が、毛髪の内部を補強する関係で、シャンプーをした後のスタイルが自然乾燥で女性らしい、若々しいセットスタイルに仕上がるのです。
ワインディングスタイル
セットレスパーマのワインディングは、仕上りのスタイル・ボリュウムを考えて、編みカラーやホットカラーを巻く要領でワインディングをします。そのとき、すべてオンベースで巻くのではなく、ボリュウムが必要なところはオンベースで、ボリュウムを抑えるところは1/2オフベースで巻いて下さい。
従来のパーマのロッド選定とピエテのロッド選定
従来のパーマ
ロッドに対して1回転ではパーマはかかりません。
●1回転半でハーフカールにパーマがかかります。●2回転でフルカールにかかります。
●2回転半でショートスタイルのセットレスパーマにかかります。
ピエテのロッド選定
●健康毛・・・・・従来のパーマのロッド選定の3段階下のロッド。
●乾燥毛・・・・・従来のパーマのロッド選定の2〜1段階下のロッド。
●ダメージ毛・・・従来のパーマと同じ太さのロッドを使います。

トップ・サイド・ネープ

フロント
トップ
巻き始めは、ボリュウムを抑えるためにOFFベースで巻き、その次は1/2OFFベースで巻きます。
サイド
パート際はOFFベースで巻き、次はハネさせるために1/2OFFベースで巻き、その下はリバースで巻きます。
フロント
フロントにボリュウムを出させるためにOFFベースで巻きます。
ネープ
フォアワードでタテ巻きで巻きます。
カット



ピエテの選定

