セットのパーマの違いを毛髪のケラチンのアミノ酸で紹介します

セットとパーマの違いは、
セットは髪を濡らしてカールを作り乾かすだけ。
パーマは化学薬品を使って科学的な処理をするために、パーマは毛髪傷めます。
セットは毛髪を傷めない。
パーマは毛髪を傷める。
その違いを、シスチン・CMC・コルテックスで解説します。

毛髪は下記の表のような20種類のアミノ酸から出来ています。
毛髪を構成するアミノ酸の名称と略語・pH・化学式・分子量を解説します。

毛髪(ケラチン)のアミノ酸組成
種類 略語 pH 化学式 分子量
中性
アミノ酸
グリシン Gly 5.97 H2NCH2COOH 75.07
アラニン Ala 6.0 CHCH(NH)COOH 89.09
バリン Val 5.96 バリン 117.15
ロイシン Leu 6.0 ロイシン 131.17
イソロイシン lle 5.94 イソロイシン 131.17
セリン Ser 5.68 HOCH2CH(NH2)COOH 150.09
スレオニン Thr 5.64 スレオニン 119.12
含硫
アミノ酸
シスチン Cys 5.03 シスチン 240.3
メチオニン Met 5.74 CH3SCH2CH2(NH2)COOH 149.21
酸性
アミノ酸
アスパラギン酸 As 2.77 HOOCCHCH(NH)COOH 131.1
アスパラギン Asn 5.41 アスパラギン 132.12
グルタミン酸 Glu 3.22 HOOCCH2CH2CH(NH2)COOH 147.1
グルタミン Gln 5.65 グルタミン 146.15
塩基性
アミノ酸
アルギニン Arg 11.15 アルギニン 174.1
リジン Lys 9.59 2N(CH24CH(NH2)COOH 146.19
ヒスチジン His 7.47 ヒスチジン 155.16
芳香族
アミノ酸
フェニルアラニン Phe 5.48 フェニルアラニン 165.19
チロシン Tyr 5.66 チロシン 181.19
トリプトファン Trp 5.89 トリプトファン 204.22
環状
アミノ酸
プロリン Pro 6.30 プロリン 115.13


絹は一時的なセット(アイロンでセット)は出来ますが、パーマはかかりません。

毛髪はセットも出来るし、パーマもかかります。
その違いは何故か?その何故は含硫アミノ酸のシスチンが毛髪に多くて、絹には無いからです。


タンパク質の側鎖結合
タンパク質の側鎖結合

毛髪のケラチンタンパク質は20種類のアミノ酸が、
NH(アミノ基)とCOOH(カルボキシル基)の間で、
水分子が外れる脱水縮合によってタテに繋がった主鎖結合が、
水素結合・塩結合・シスチン結合という側鎖結合によって、
他の主鎖結合と繋がりフィブリルが形成され、
フィブリルが集って束になりコルテックスを形成しています。

≪セットは側鎖結合の水素結合に関与する≫

側鎖結合の水素結合
セットされた髪は再び水で濡らすと元に戻る。
セットは一時的なのです。

≪パーマは側鎖結合のシスチン結合に関与する≫

※パーマをかけられるのは羊毛と人毛だけです。

羊毛と人毛のケラチン線維には、含硫アミノ酸のシスチンが17%前後含まれています。
シスチンというアミノ酸は、フィブリルという線維と線維の間を、
側鎖結合でフィブリルを強く結合しています。

シスチン結合は、パーマ1剤の還元剤によって切断され、
その時、アルカリによって塩結合も切れます。

パーマは、パーマ1剤を塗布してワィンディングをして、
1剤の還元剤でシスチン結合を切った後、
パーマ2剤の酸化剤でシスチン結合を再結合してパーマを固定します。

パーマをかけたウェーブ・カールは、
再びパーマ1剤を塗布しない限りパーマは取れません。

パーマは永久的なのです。

≪パーマで毛髪が傷む理由≫

パーマをかける時、毛髪をアルカリにして毛髪を膨潤させて、
還元剤を浸透させます。
その時、アルカリで毛髪を膨潤させた結果、コルテックス内のマトリックスが
毛髪の外へ流出して毛髪がスカスカになって傷みます。
又、還元剤によってシスチン結合を切り過ぎて(オーバータイム)毛髪を傷めます。
2剤の酸化不足も毛髪を傷めます。

≪パーマで傷めた毛髪は毛髪の内部を補強しなければならない≫

その為には毛小皮を知り、
有効成分が毛髪の内部へ浸透する仕組を理解することが大切です。

≪キューティクル(毛小皮)の細胞膜複合体(CMC)の構造≫

毛髪の栄養になるタンパク質や脂質などの有効成分は
キューティクルの細胞膜複合体の僅かな隙間10Å(オングストローム)という
電子顕微鏡でやっと見える隙間を通ってコルテックスに浸透します。



細胞膜複合体の構造
細胞膜複合体の構造

≪有効成分がコルテックスに浸透する仕組≫

細胞膜複合体(CMC)の中心は球状タンパク質のデルタ層で、ここが有効成分の通り道です。
この隙間はキューティクルでは僅かに10Åなのです。
デルタ層の上と下は脂質2分子膜のラメラ構造(液晶構造)のベーター層です。
ベーター層は親油性のために有効成分は浸透しません。
従って、毛髪の表面に塗布した有効成分は10Åのデルタ層を通ってコルテックスに浸透します。

≪毛髪にパーマをかける時、毛髪のどこにパーマをかけるのか?≫

パーマはシスチン結合を切ってパーマをかける。
美容学校で教わり、今まで単純に毛髪の側鎖結合の
シスチン結合をパーマ1剤の還元剤で切ってパーマをかける。

それが今迄のパーマの常識でした。

しかし、毛髪の構造の中で、何処に何故シスチンが多くて、
何処にシスチンが少ないかを下の表でまとめました。

≪人の毛髪の毛小皮(キューティクル)≫

人の毛髪のキューティクルは4~10層重なっていますが、
超ダメージ毛やダメージ毛はキューティクルが剥がれて
コルテックスが剥き出しになった超ダメージ毛もあります。
キューティクルの構造とコルテックスを紹介します。
・毛小皮(キューティクル・クチクル)のシスチンの量%
エピクチクル 12% 親油性
エクソクチクルA 35% 中間の性質
エクソクチクルB 15%
エンドクチクル 3% 親水性


・毛皮質のシスチンの量%
オルトコルテックス5%柔らかい
※シスチンの含有量が少ないので柔らかい。

パラコルテックス15%硬い
※シスチンの含有量が多くて硬い。
※※皮膚細胞が分裂する時にオルトとパラになります。

≪直毛と縮毛の関係≫

直毛は中心に約80%パラコルテックスが占めて、
その周りにオルトコルテックスからなる同心円の構造をしています。

縮毛はパラとオルトが背中合わせになった
バイラテラル構造をしている関係で捻れて縮毛になっています。

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パーム・ド・ミミ Aタイプ

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