ケラチンというタンパク質

ケラチンというタンパク質
<パーマ・トリートメント・シャンプーに配合するケラチンと配合目的>

ケラチンというタンパク質
毛髪や爪そして皮膚の表面のタンパク質は、ケラチンというタンパク質はシスチンというアミノ酸を15%前後含有する硬くて丈夫なタンパク質です。

ケラチンのタンパク質は他のタンパク質と異なり、分子内にシスチン結合が多いことから、物理的、化学的に抵抗力が強く、何もないときにはα(アルファ)へリックス構造をとり、引っ張ったときにはβ(ベータ)へリックス構造に伸ばされて、引っ張る力を抜くともとのαへリックス構造に戻ります。

ケラチンのタンパク質は極性基に脂肪酸などの物質を結合させることによって、パーマ(形状記憶パーマ)をかけたり、くせ毛をストレートに矯正したり、洗浄機能を与えてシャンプーの洗浄剤として応用することもできます。

ケラチンは、分子量400の低分子ケラチンはトリートメントの成分として使い、分子量10000以上の高分子ケラチンはケラチンの形状記憶機能からピエテやスーパーケラチンの形状記憶パーマに使っています。

ケラチンにヤシ油脂肪酸を合成したココイル加水分解ケラチンKはケラティクルシャンプーの洗浄成分として使っています。
ケラチンというタンパク質